お子さまのあざ、レーザーで治療できます

「自然に消える」と思っていませんか?
「生まれつきのあざ、そのうち消えるよね」「治療は痛そうでかわいそう」——
そう思って様子を見ていらっしゃる保護者の方は少なくありません。

しかし実際には、自然に消えるあざはごく一部です。多くのあざは成長とともに薄くなることはあっても完全には消えず、なかには年齢とともに大きくなったり、色が濃くなったりするものもあります。

あざは早めに治療を始めるほど、レーザーが届きやすく、回数も少なく済む傾向があります。異所性蒙古斑・血管腫は生後1ヶ月から治療可能です。気になるあざがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

当院では、あざの種類に応じてピコレーザー(エンライトンSR)Vビーム IIQスイッチレーザーの3種類を使い分けて治療を行っています。

あざの種類と治療について

青いあざ — 異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)

▶早期治療を強くおすすめします

通常の蒙古斑(お尻の青いあざ)は日本人のほぼ100%にみられ、5〜6歳までに自然に消えていきます。しかし、お尻以外の場所(背中・手足・顔など)に出る蒙古斑を異所性蒙古斑といい、こちらは学童期までに薄くなるものの、色の濃いものは大人になっても残ってしまうことがあります。
衣服に隠れない部分(顔や手など)のあざは、お子さま自身やご家族の精神的な負担にもつながります。

当院の治療方針

茶色いあざ — 扁平母斑(へんぺいぼはん)

平らで茶色いあざです。生まれつきあるものと、思春期以降に現れるもの(遅発性扁平母斑)があります。自然に消えることはほとんどありません。
茶色い色素(メラニン)に反応するレーザーで、あざを目立たなくしていきます。扁平母斑は再発しやすい性質があるため、経過を見ながら治療回数や間隔を判断していきます。

当院の治療方針

赤いあざ — 血管腫(けっかんしゅ)

赤ちゃんに現れる赤いあざにはいくつかの種類があります。

種類特徴自然経過
いちご状血管腫(乳児血管腫)生後すぐ〜数週で出現し、急速に大きくなる数年かけて縮小するが跡が残ることが多い
単純性血管腫(ポートワイン母斑)平らで境界がはっきりした赤あざ自然には消えない
サーモンパッチ額やまぶたに見られる薄い赤み多くは1〜3歳までに自然消退
ウンナ母斑うなじの赤あざ約半数が残る

▶生後1ヶ月から治療可能

特にいちご状血管腫は、急速に大きくなる前の早い段階での治療が効果的とされています。

当院の治療方針

治療間隔は3ヶ月ごとが目安です。あざの種類や大きさによって、必要な回数は変わります。

治療費の目安(保険適用)

異所性蒙古斑・扁平母斑・血管腫はいずれも健康保険が適用されます。
また、厚木市をはじめ多くの自治体では、中学生まで(自治体によっては高校生まで)を対象とした小児医療費助成制度があります。保険適用の治療であれば、自己負担分も助成の対象となるため、お子さまの窓口負担が軽減または無料となる場合があります。

※助成内容は自治体により異なります。詳しくはお住いの市区町村にご確認ください。

青いあざ、茶色いあざ(異所性蒙古斑、扁平母斑)の料金

(異所性蒙古斑・扁平母斑/ピコレーザー・Qスイッチレーザー)

照射範囲3割負担(1回あたり)
4平方cm未満(2cm×2cm程度)約6,000円
16〜64平方cm未満約7,110円
64平方cm未満約11,850円

※上記は令和6年度診療報酬点数表に基づく目安です。実際の費用は照射範囲や使用機器、診察内容により異なります。
※別途、初診料・再診料・お薬代がかかります。
※厚木市をはじめ、各自治体の小児医療費助成制度の対象となるお子さまは、上記の自己負担分も助成されます(自治体により内容は異なります)

赤いあざ(血管腫、毛細血管拡張症)の料金

(血管腫/VビームⅡ)

一連の治療(概ね3ヶ月間にわたって行う一連の治療過程)につき1回算定します。

照射範囲3割負担(一連につき)
10平方cmまで約8,140円
10〜20平方cm未満約9,640円
20〜30平方cm未満約11,140円
30〜40平方cm未満約12,640円

※上記は令和6年度診療報酬点数表に基づく目安です。実際の費用は照射範囲や使用機器、診察内容により異なります。
※別途、初診料・再診料・お薬代がかかります。
※厚木市をはじめ、各自治体の小児医療費助成制度の対象となるお子さまは、上記の自己負担分も助成されます(自治体により内容は異なります)

治療に伴うリスク・副作用について

レーザー治療は安全性の高い治療ですが、以下のような反応が生じることがあります。事前にご理解いただいたうえで治療を受けていただいています。

これらのリスクを最小限に抑えるため、お子さまの肌質やあざの状態を丁寧に評価したうえで治療を行います。

よくあるご質問

Q. 何歳から治療できますか?

A. 異所性蒙古斑・血管腫は生後1ヶ月から治療可能です。扁平母斑も乳児期から治療できます。

Q. 痛みはありますか?

A. 輪ゴムで弾かれるような痛みがあります。状況に応じて麻酔テープを使用しますので、ご安心ください。

Q. 治療跡は残りませんか?

A. レーザーは色素や血管にだけ反応するため、肌そのものへのダメージは最小限です。一時的な色素変化が起きることはありますが、多くは自然に改善します。

Q. 1回で治りますか?

A. あざの種類・大きさ・色の濃さによって、必要な回数は変わります。一般的に複数回の治療が必要で、3ヶ月ごとに照射を行います。

Q. 受診時に持っていくものは?

A. 保険証・お子さま医療証(医療費受給者証)をお持ちください。気になるあざをスマートフォンで撮影したお写真も、ご相談の参考になります。